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ポーカーのルールとマナーについて、書いて行きたいと思います。今のところ、テキサスホールデムを前提として書いています。
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 チェック、コールと来て、当然次はレイズ(ベット)だろうと思いきや、その前に、ゲームの種類のお話です。

 第1回でも触れましたが、ここ数ヶ月の間に、関東圏では毎日どこかでポーカーを楽しめるようになりました。一箇所で定期的に行われる大会や、いろいろな場所を転戦する大会もありますが、そのほとんどが、リミットゲームか、ノーリミットゲームのようです。
 ネットでやっている場合、自分がいくらでコールになるのか、最低のレイズ額はいくらか、ポットにはいくらあるのかなどは、全てサイト任せにしていられます。なので、案外オフラインでは、ミニマムベット額をすっと答えられない人も居るようです。

 大きく分けて、3種類あります。順番に説明していきましょう。


・リミットゲーム
 このゲームは、ゲーム中のベット額やレイズ額が常に一定です。ビックブラインドを1単位として考えたとき、プリフロップとフロップでは1単位ずつ、ターンとリバーでは2単位ずつを上乗せしていきます。

・ポットリミットゲーム
 このゲームは、ベット(レイズ)額の上限が、そのときに入っているポット額と同額までとなります。注意しなければならないのは、誰かのベットに対して最大額のレイズをするとき、まずコールし、その自分が出したコール分をポットに入れた上で、ポット量まで打つことができるということです。
 分かりやすい例を挙げましょう。
 スモールブラインドが50点、ビッグブラインドが100点出している状態で、誰もコールが居ないで自分の番がやってきました。このとき、まずビッグブラインドをコールするのでポットが250点となり、最大レイズ額は250点(メイクは350点)となります。もし誰か一人が自分の前にコールしていれば、最大レイズ額は350点(メイクは450点)となります。
 ちなみに、最小レイズ額は、プリフロップからリバーまで、ずっとビッグブラインドと同額です。

・ノーリミットゲーム
 このゲームのベット(レイズ)の上限は、自分が持っている全チップ量です。上記のポットリミットの例の場合でも、いきなり全額かけることができます。
 最小レイズ額は、プリフロップからリバーまで、ずっとビッグブラインドと同額です。


 他にもハーフポットリミットやキルといった特殊ルールもありますが、基本は上記の3つです。
 大抵のトーナメントでは、時間が経つごとにスモールブラインドやビッグブラインドがあがるため、当然ながら最小レイズ額もあがっていきます。
 また、トーナメントが進んでいくと、スモールブラインドやビッグブラインドのほかに、全員に同額のゲーム参加費を強制されることがあります(これをアンティといいます)。このアンティもポットに数えられるため、ポットリミットゲームの場合は、当然最大レイズ額が大きくなります。

 ポットリミットゲームは計算が面倒でとっつきにくいため、最初はリミットかノーリミットで慣れ親しむのがいいでしょう。
 

 さて、これを踏まえたうえで、次はベットやレイズのお話です。。。。

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 チェックのしかたがあれば、次は当然(?)コールのしかたです。

 コールは掛け金を合わせる行為です。
 ゲームは、基本的には、アクティブな(ゲームに参加している)プレイヤー全員が同量の掛け金をポットに入れることで、次のフェイズに進んでいきます。チェックは0点を全員がポットに入れた、と考えることができます。

 コールのしかたですが、これは簡単。自分のお財布から、同量だけポットにお金を入れてしまえばいいのです。たとえ、細かいお金が無くてもかまいません。大きなデノミのチップを出してしまえば、ディーラーがおつりを返してくれます。心配ならば、ゲームが始まる前に、細かいチップを持っている人に両替を頼んでもいいでしょう。

 誰かがベットしている状態で、大きいデノミのチップを1枚無言で出せば、これはコールとみなされます(誰もベットしていない状態では、当然ベットです)。レイズにはならないので、注意が必要です。
 チェックの項でも触れましたが、コールの場合も、「コール!」と発声してからチップを前に出すほうが無難ですね。

 よくある話ですが、Aさんがベットをした後、Bさんがレイズをしたことに気づかずに、Aさんの出したチップ分だけコールするつもりで、Bさんが出している額に満たないチップを投げてしまうことがあります。
 この場合は、ハウスによって違うのかもしれません。一度ポットに入れたチップは戻せないルールであれば、Bさんにあわせてチップを足すか、ポットに入れた分を諦めることになります。
 あまり無いかもしれませんが、その場でありえないアクションは無効とするルールであれば、Aさんが出したチップだけを出すことはありえないので、やり直せるでしょう。
 チップを出した時点で「コール」の意思がある、と、判断されるならば、Bさん分まで出すことが強制されます。
 ハウスによって変わることがありえます。事前に確かめておくのも、有効だと思います。

 ですが、コール額がいくらかを間違うのは、状況を把握していないと暴露しているのと一緒。格好いいことではありません。
 周りのアクションを良く見て、コールに必要な量を把握した上で、できるだけ発声をしたうえで、コールするのが良いでしょう。


 そうそう、この項の一番最初に、「基本的には」と書きました。
 つまり、他のプレイヤーと同量のチップを出さなくても、コールできる場合があるということです。
 ですが、この場合については、ベットやレイズについて触れてから、考えてみたいと思います。



 私が始めて生でポーカーをしたとき、印象的だったのは、チェックの仕方でした。
 基本的には、コールやベットには、「チップを前に出す」という共通した行為が発生するため、あまり個性は出ません。発声してから出す人や、寡黙を貫く人が居たとしても、ほとんど一緒です。

 しかし、チェックはチップを出すアクションではありません。強いて言えば「確認しました」とか「0点ベット」でしょうが、要はその意思がディーラーや周りのプレイヤーに伝わればいいのです。
 当然様々な光景を見ることができるでしょう。

 「チェック」と声に出して言う人。
 黙ってテーブルをノックする人。
 指でテーブルを叩く人。
 テーブルの上で手を左右に振る人。
 両手で右隣の人にアクションを促す人。

 本当、個性が出るものです。

 ですが、当然ながら、「何もしない」ということは許されません。
 先ほども言いましたが、チェックは、「チップを出す」のではなく「パスをする」意思を示すアクションです。
 何も意思を示さなければゲームは進みませんから、ゲームが遅延していきます。これは第2回でも触れたとおり、重大なマナー違反です。

 それ以前に、何もしなければ、ゲームなんてそもそも成り立ちませんよね。

 チェックもベットやコールと同じ、自分の意思を示す重大なアクションです。
 明確にはっきりとしましょう。


 ちなみに、チェックは、一般的には、テーブルを叩く行為かその意思を示す発声で認定されます。
 「チェック?」と訊くつもりで言ったり、無意識にテーブルを叩いたりすれば、チェックと見なされてしまうかもしれません。曖昧な行動は避けるようにしましょう。

 それともう一つ。チップを持った手でアクションをするのも避けるべきです。
 そもそもチップでテーブルを叩いてチェックかどうかという問題もありますが、間違ってチップを離してしまえば、それはベットやレイズと見なされます(無効になることもありますが)。その意思があるかではなく、何をしたかによって判断されてしまうのです。
 そのつもりが無いのにベットとされ、勝てばいいですが、レイズなんてされたら目も当てられないでしょう。

 やり直しはきかないのです。
 普段から、何も持っていない手を使ってチェックをする癖をつけておいたほうが、無難だと思います。 



 ネットでポーカーしていると、自分の番になったとき、音がしたり、矢印が出たりします。時間がたてばタイムがカウントされ、その間に考えないとフォールドになったり、チェック扱いになります。
 相手が見えない以上は、そのゲームを仕切るサイト側ができるだけ参加者の注意をひきつけ、進行が滞らないようにするのは、必然だと思います。

 さて、これがオフラインのポーカーだと、どうでしょう。
 目の前には、ゲームの進行を取り仕切るディーラーがいて、見える位置に相手となる(敵となる)他者が居ます。あなたももちろん生身で存在しています。カードはスモールブラインドから順番に配られ、遠からず自分の番もやってきて。。。。。
 当然のことながら、ネットのように、目の前に矢印も出なければ、機械的なチャイムも鳴りはしません。ディーラーも、すぐにはアクションを促さないはずです。
 こんなとき、「ああ、すいません。私の番ですね」と言って、慌ててフォールドするのはちょっと格好悪いですね。

 もちろん、この逆のパターンもあるでしょう。
 自分の番がまだ着てないのに、自信満々に「レイズ!」とか言ってしまって、ディーラーに「あ、まだですよ」とか言われると、これもまた恥ずかしい。

 「穴があったら入りたい」とは、このときのためにある言葉でしょう。

 まぁでも、違うことを考えていたり、疲れていたりすれば、誰でもあることですよね。たまたま誰かの陰になって、前の人のアクションが見えなかったかも知れませんし。
 私自身、やらかした経験もありますし、やられたこともあります。自分でやれば反省しますし、他の人が1回くらい間違えても、嫌な思いをすることはないです。
 これは、私が知っているほかのプレイヤーも、同じように考えていると信じています(勝手に、ですが。。。。)。

 ただ、何度も続けば話は変わってきます。
 やがてその場は険悪になるでしょうし、もっと続けば「故意にゲーム進行を遅延させた」ということで、ペナルティーが科せられるでしょう。
 自分にその意思があったかどうかは問題ではありません。ゲーム遅延の原因を作ったことが、問題なのです。

 対人ゲームであるポーカーは、なるべく不公平が無いように、ルールが決められています。平等という意味では、複数人が同時にアクションできれば良いのでしょうが、それでは仕切りきれないので順番を決めてアクションをします。
 1ゲームでは不公平が生じても、多くのゲームをボタンを廻しながら行うことで是正します。
 ゲームが遅延すれば、当然ゲーム数が減ります。複数のテーブルで行われるトーナメントの場合は、特に他のテーブルより(考慮時間などではなく、単なる時間の浪費によって)ゲームが減るのは、不公平に繋がります。
 なので、アクション時に無意味に時間を浪費するのは、マナー違反となるわけです(もちろん、考えている時間は違反とはなりません)。

 また、アクションを故意に早く行うのは、まだアクションをしていない人間に、本来知らないはずの情報を与えることになります。こちらはマナーではなくルール違反であり、遅延よりも厳しいペナルティーが科せられる可能性が高いでしょう。


 個人的には、アクションの早とちりや遅延は戦略上の不利になるとも思いますが、それ以前に、マナー違反であり、ルール違反です。

 「今、アクションは誰の番なのか」を常に意識して、プレイしたいものですね。



 プレイヤーの性格や好みで様々なスタイルがあり、そのどれもが戦略として成立する、非常に広い許容性を持ったゲーム。それがポーカーです。今、欧米では空前のブームで、参加費10000ドルの大会に8000人もの参加者が集まるような状況の中、10年ほど前から日本でもyahooなどで気軽に遊べるようになり、そして、ここ1,2年の間に、(少なくとも東京近郊では)毎日どこかしらでポーカーを楽しめるようになりました。

 このすばらしい環境を整えてくださった、様々な団体のスタッフの皆さんには、本当に頭が下がる思いです。

 私も、最近新しい環境で生ポーカーをする機会に何度も恵まれ、今までに無い新鮮な楽しさを感じていますが、その一方で、やはりネットでポーカーを覚えて参加している方が圧倒的に多く、ちょっとした戸惑いに触れることもあります。

 例えばルール。
 どんなゲームであっても、ルールを守らずしてゲームは成り立ちません。ポーカーの場合は役の強さから順番、アクションの有効無効に至るまで細かいことが決まっていて、最終的にその判断はハウス(トーナメントディレクター)に委ねられています。しかし、もちろん大前提であるルールはあり(先の例で言えば役の強さや順番)、ハウスルールはその上で成り立っている細則です。
 この細かさはやはり、「カジノゲームの中で唯一といってよい客 vs 客のゲーム」だから、という側面が大きいと思います。
 
 それからマナー。
 どんなに強いプレイヤーでも、無意味にカードを床に撒いたり、無意味にテーブルをひっくり返したりするプレイヤーは、尊敬に値しないでしょうし、まずゲームに参加できなくなるでしょう。
 これはかなり大げさな例ですが、実際にはもっと細かくマナー違反とされることはあります。小さなマナー違反でも、積み重なればテーブルのほかの人に不快な印象を与えて不必要な敵を作ってしまうし、いずれは勝ちにくさに繋がっても行きます。
 「二度と会わないし」という考え方もいいでしょう。でも、折角、老若男女様々な人と出会える大人の社交場であるポーカールームに居るのですから、最低限のマナーであっても兼ね備えて、有意義な時間をみんな楽しく過ごしたいものです。

 というわけで、ルールやマナーについて優しく解説しているところがどこかにないかと探してみたのですが、初めて生でポーカーをする方を対象に書かれているものは、不勉強ながら見つけられませんでした(充分にリアルのポーカーに慣れた人に対する、心構えを書かれたHPはありましたが。。。)
 そこで、今まで私自身が考えていたことを振り返り自戒する意味も含めて、自分で書いてみることにしました。
 ポーカーを始めてたかだか数年、自分でも「何様だ!」って言いたい感じもしますが、ルールやマナーを分かりやすく書くことで、これから覚えて行く方や、何度かオフラインポーカーしてみたけどよく分からなかった方が、よりポーカーを楽しむためのヒントになれば、幸いです。

 毎日は無理でしょうけど、数日に1回は更新する予定です。
 よろしくお付き合い頂きたく。




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